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静かで美しい国 歴史を平和につなげる想い  リトアニア

リトアニア。日本人にはなじみの薄い国だ。バルト三国の一番南に位置するこの国は人も穏やかで観光客にも親切だ。首都ビリュニスは、上の写真の通り中欧に通じる、清潔でこぎれいな街だ。

また、街中をきれいなせせらぎが流れ、水の流れ同様に穏やかに時間も流れる。

このビリュニスから車で一時間ほどのところにトラカイがある。この町の周りには200の湖があるといわれ、その中心に街がある。自分は夕闇時間に訪れたが神秘的空気が漂う美しく静かな場所だ。その中心となるガルヴェ湖の島に築かれているのがトラカイ島城である。この美しく静かな湖畔に似合った赤色の美しい城だ。

夏にはリゾート地として人気であるらしい。

場所をビリュニスに戻すが、この街には、悲しいこの国の歴史の博物館が二つある。一つは第二次世界大戦中のユダヤ人のホロコーストを紹介するホロコーストミュージアムだ。最近ではリトアニアといえば、多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝の命のビザで有名であるが、この国の悲しい歴史である。

世界大戦が終わり、今度は、スターリンによるリトアニア人の粛清が始まり何万人という人が殺害されている。当時のKGBの建物の地下は拷問の為に使用されていたという。その建物を利用してあるのがジェノサイドミュージアムである。多くの拷問部屋が当時のまま残れていてその悲壮感が伝わってくる。

その短い期間に多くの悲劇を経験してきたリトアニアの平和への思いは本気だ。命の炎がジェノサイドミュージアムの前でたかれている。歴史は我々日本人の弱い部分である。是非、未来のためにもビリュニスを訪れ、平和を本気で願いたいものだ。

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