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秋、これからがベストシーズン!見るとこ、やること満載! イスラエル I

日本からはまだなじみが薄いが、イスラエルはヨーロッパからは知られた観光国である。パレスチナ問題をはじめとして政治や紛争などゆっくりと訪れるような場所ではない認識が日本国内ではある。今回の執筆の中では、あえてこの問題を取り上げず、ツーリズムの面だけを取り上げることとする。

実際多くの紛争を国の全方向で抱えてるにも関わらず、国境でのセキュリーの高さから、国内ではテロや暴力的問題は皆無である。それが多くの観光客は引き寄せる要因の一つにもなっている。実際、筆者は二度イスラエルを訪れているが、その国土がいかに素晴らしい場所に立地しているかを認識せずにはいられない。年間を通しての温かい気候。乾燥していて、暑くとも日陰に入るとさわやかな日中。地中海に面し、美しいビーチが続く、テルアビブ。誰もがこの地をほしがったのは偶然でないことがすぐにわかる。今回はまず、世界でも最も歴史的都市であるエルサレムから紹介していくこととする。

正直、旧市街のエルサレムに入っていくと、そこには自分が過去訪れたことがない都市景観がある。この旧市街は城壁に囲まれ。東西南北にキリスト教、ユダヤ教、イスラム教、アルメニア正教の四宗派に分割されている。何か、テーマパークの一つのアトラクションの中にいるかのような大きな構造物の中を右に、左に、上がったり、下がったりしているような感覚になる。普通の街のように見渡したりできるような通りがなく、びっしりと建物が隣り合っていて、その間の通路はトンネルのようになっていて、まさに大きなビルの中を歩いているように感じる。その中を通り抜けしばらく行くと突然前方が開け、大きな広場に出る。そこにユダヤ教徒が多く訪れる嘆きの壁がある。それまで、狭く暗い通路通ってくるので、かなりインパクトがある。

その向こうには岩のドームがある。この岩のドームは旧ユダヤの神殿跡で、現在はイスラム教の聖地となっている。その岩のドームの西壁がユダヤ教の聖地となっている嘆きの壁である。何ともこの複雑な要因がパレスチナ問題を複雑にしている理由の一つである。

そこからまた複雑な通路のような道に入り歩き進めると、突然、聖墳墓教会にでくわす。この教会はゴルゴダの丘で処刑されたイエス キリストの墓の上に建てられた教会で、もちろんキリスト教徒にとっては重要な聖地である。その構造も複雑ではあるがそれ以上に、歴史的、宗教的にこんなにも複雑な都市はほかにはないであろう。

イスラエルといえば、死海である。現在、その周囲はリゾートや死海のミネラルを多く含む泥を利用したスパなどの施設が充実している。ところで、タイトルにもあるように、なぜ秋がイスラエルのベストシーズンかというと夏もよいのではあるが、やはり暑すぎるということがある。言い換えれば、9月10月11月でもビーチはOKでここちいい気温ということ。さらにここ死海では冬でも20度以上はあり、水浴が可能であるからである。

ここに来たらやはり、世界最高の浮力を楽しんでいただきたい。実際、新聞が読めるほどという浮力は嘘ではなく、筆者も試してみたが腹筋ができそうな勢いであった!

その死海にそって続く断崖にあるのがマサダ遺跡である。ここはローマ帝国の支配にユダヤ人が抵抗し起こったユダヤ戦争で、この断崖絶壁の上の難攻不落といわれたマサダ砦に逃れたユダヤ人たちが二年の籠城の末、集団自決をした、ユダヤの聖地である。実際、行ってみると、よくこんな断崖の上に、城砦都市を築いたなと思うような場所である。今もそこに行くには長いロープウエイに頼らず負えない。悲しい歴史はさておき、そこからの死海を含めた雄大な景色は日本や東アジアでは見られない美しさである。

次回はイスラエルの海側、テルアビブサイドについて紹介することとする。

 

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