安全な街と言われるトロントの治安事情

人口270万人超、北米第4位の大都市トロント。

その特徴は、モザイク都市ですが、もう一つの特徴が、安全。

北米の都市にあって治安がよいということで、留学先として選ぶことも多いようですね。

主要な道路では、24時間バスが走っており、女性が一人で夜中に帰宅することにもあまり不安はありません。

また、運転手にお願いすれば、停留場以外の家に一番近い場所でも降ろしてくれます。

 

ただ、ここで忘れてはならない重要なことがあります。

それは、

「北米では」

という条件。

 

2013年殺人犯罪率を国別で比較すると、人口10万人あたり

米国 3.82人

カナダ 1.43人

となっており、米国の半分以下となっています。

カナダでは、一般に銃を所有することができないので、この点が米国と大きく違う点です。

でも、だから

「カナダは安全」

とはならない点にご注意ください。

日本の殺人犯罪率は、なんと0.28人!

つまり、カナダは日本の5倍の殺人率ということです。

日本と同じ感覚で、安全だと思っていると、思わぬ事件に巻き込まれることがあります。

 

トロントに限ってみても、ここ数年の殺人件数は

2012年 56件 (刺殺 7件 銃殺 34件 他)

2013年 57件 (刺殺 14件 銃殺 22件 他)

2014年 57件 (刺殺 15件 銃殺 27件 他)

2015年 56件 (刺殺 18件 銃殺 26件 他)

となっており、決して増加はしていませんが、十分気をつけるだけの件数は起きています。

カナダでは、銃は持てないと言いましたが、実は裏社会では銃を買うことができるそうです。

今から20年位前には、トロントのある通りで拳銃1丁 300ドルで購入できたと言います。

しかし、物価高騰でしょうか、現在は、拳銃1丁2000ドルくらいするそうでなかなか手に入れるにも大変になったようです。

そのため、上のデータからも分かる通り、最近の殺人事件では、刺殺が多くなってきています。

 

トロントでのこうした凶悪犯罪は、ほとんどがギャング抗争と言われます。

トロントや近郊には、イタリアマフィア、中国マフィア、南米マフィアなど様々な組織があるようで、その抗争でこうした殺人事件や発砲事件が起きているようです。

また、最近では、ストリートギャングといって、いわゆるガキの喧嘩も多いようで、そうした争いに巻き込まれないように注意する必要があります。

組織化された悪党は、それなりに統制されているので一般人を巻き込むようなことは少ないようですが、ストリートギャングは統制が取れておらず通行人が巻き添えになることもあります。

 

犯罪の元凶の多くは、麻薬取引のようです。

米国とカナダの犯罪流通は、

米国からカナダに、拳銃とコカイン

カナダから米国に、ヘロイン、大麻

と言われます。

これらを巡って抗争が起きているようです。

その手先に使われているのが、貧しく、社会から疎外されたストリートギャングの未成年というケースもあるようです。

 

トロント市警察では、犯罪マップを逐次アップデートしています。

どの地区で、どんな犯罪が起きているかを一目できます。

トロントに来られる時には、このマップを参考にして、危ない地域には行かないように注意してください。

ただ、こうしたオフィシャルな情報では、具体的な場所でどんな犯罪が起きているかまでは公開していいません。

地元に長く住む人は、

XXXの裏では、麻薬取引が行われている

△△△の地域では、銃の密売が行われている

□□□通りには、売春婦が立っている

YYY公園は、ゲイのたまり場になっている

などといった情報を知っていますが、それをここに書くわけにもいきませんのであしからず。

 

ただ、凶悪犯罪や殺人事件は、夜中に起こることがほとんどですので、トロントでナイトライフを楽しみたい場合でも、必ず12時前には切り上げてください。

これさえ守れば、楽しいトロントの夜を楽しめます。

 

トロントには、エンターテインメント地区という場所があり、コンサート、劇場、レストラン、クラブといった娯楽が集中している場所があり、楽しいナイトライフを楽しむことができます。

是非、お越しの節は、トロントのナイトライフをお楽しみください。

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トロント50

トロント50カナダ在住

投稿者プロフィール

カナダ在住 20年超。 NPOの仕事の傍ら、トロントを中心にカナダのニュースを日々ブログで紹介。地元の人も知らないトロントの歴史や、多民族モザイク都市トロントのB級話、裏話なども交えて、トロントの魅力を配信します。

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