【タイ】プミポン国王の死去。観光客・訪問者への影響は？

皆さん、こんにちは。バンコク在住のトラベルブロガーMAYAです。2016年10月13日（木）、タイのプミポン国王が亡くなられました。世界最長の国家元首で、絶大な支持と尊敬を集めていた方です。

出典：http://matome.naver.jp/odai/2140603449695227201

【2016年10月13日付】タイのプミポン・アドゥンヤデート国王（ラマ9世）が13日、首都バンコクの病院で死去した。88歳だった。王室事務局が発表した。死因は明らかにされていないが、感染症などで治療を受けていた。70年もの長期にわたった在位中、国民の厚い信頼と絶大な人気を誇った国王の死去で、タイ社会は重大な転機を迎える。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000145-jij-asia

この重大ニュースを受け、タイを訪れる予定の方は現地の様子がご心配かと思います。この記事では、今分かっていることをお伝えしていきます。

国王死去でまず起こること

タイは国中でしばらくの間「喪に服す」状態となります。具体的には例えばこんなことが起こります。

1. 喪服を着る（黒・白の服）
2. 慶事・祝い事の延期
3. 宴席やエンターテインメントの自粛

出典：http://www.asianews.it/news-en/King-Bhumibol,-political-crisis-and-succession-in-a-nation-at-a-turning-point-33682.html

現地の会社・商業施設や学校の「休業・休校」などは今のところ各機関の判断になっているようですが、多くの場合「通常通り」の見込み。

また今回のことがタイという国にとって大きな損失であるとされ、さらなるタイ株式市場（SET）の不安定化やバーツ安を招くことは免れられないでしょう。たしかに、観光で来る方たちにとって「思いきり羽を伸ばして楽しめる」時期ではなさそうです。

国内の情勢が混乱？

国王は70年間即位されており、国内でデモなどがあったときも平和的解決を呼び掛けてきました。ただし2013年後半の反タクシン派とタクシン派のデモ衝突時には登場せず。今後タイで争い事やデモが起こったときはどうなるか？これが気になるところです。万が一の事態に備え、警察や軍隊は警備体制を強化させています。

現地日本大使館は？

日本大使館からは在タイ日本人向けに下記のようなメールが送信されています（10月13日付）。喪に服す期間は思ったより長いのです。危険情報については発動されていません。

（１）全ての公的な場所、国営企業、政府関係機関及び教育機関は、１０月１４日より３０日間半旗を掲揚する。
（２）全ての公務員及び国営企業従業員、政府機関職員は、１０月１４日より１年間喪に服す。
（３）一般国民は、適切な行動を考えて行動すること。

タイに行くのは延期した方がいいの？

現時点では各自の自己責任で渡航について決定されるべきと思われます。また一部の報道では、10月下旬にテロ・爆弾予告があったとのこと。

【2016年10月12日付】タイの首都バンコクでイスラム系の武装グループによる爆弾を使ったテロ計画が発覚し、警察が、グループの拠点などを捜索するとともに警戒を強めている。タイ警察は１１日、イスラム系の武装グループが爆弾テロを計画しているという情報をもとに、潜伏先とみられるバンコクのアパートなど９か所を捜索した。タイ警察によると武装グループは、今月２５日から３０日の間にバンコクやその周辺で車に爆弾を仕掛ける方法でテロを計画していて、警察は捜索先にいた数人を拘束してテロ計画との関連を調べている。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20161012-00000003-nnn-int

それでは、渡航予定の方はくれぐれもお気をつけ下さい。状況は変動する可能性もあります。今後の追加情報などは各ニュース報道をご確認ください。私のブログにも随時情報をアップデートしていく予定です。

MAYA＠バンコク

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