バレンシアガ美術館と世界一の美食都市〈スペイン バスク地方〉

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寒くなり、おしゃれがますます楽しい季節になってきました。 昨今はすっかりパリコレクションの印象も強いファッションブランドのバレンシアガですが、創業者のクリストバル・バレンシアガは実はスペイン人だったことはご存知ですか? 「クチュール界の建築家」とよばれ、ディオールやシャネルも敬愛した伝説のクチュリエ、バレンシアガ。 A couturier must be an architect for design, a sculptor for shape, a painter for colour, a musician for harmony, and a philosopher for temperance スペイン北部のバスク地方 にあるゲタリアという小さな港町で、漁師の父と裁縫師の母の元に育ちます。 ゲタリアのビーチ フランスとスペインの国境付近、かつヨーロッパの各王室の避暑地であったサンセバスチャンの隣町に位置することもあり、母親の仕事を手伝いながら、オートクチュールを身近に幼少期を過ごします。 13歳の頃ベルギー王室からその才能を見出され、サンセバスチャン、マドリード、バルセロナに出店。スペイン内戦後パリに拠点を移した後も、マレーニ・ディートリッヒといった顧客を持ちながら大成功を収めます。 ジバンシイの創業者ユベール・ド・ジバンシィや、OSCAR DE LA RENTAもバレンシアガの元で修行を積んだデザイナーとして知られています。 2011年にバレンシアガ財団はバレンシアガの功績を讃え、スペイン バスク地方ゲタリア市にバレンシアガ美術館を設立。 バレンシアガの生家にぴたっとくっつくように建設されています。 左がバレンシアガの育った家。 館内もバレンシアガのデザインを象徴する、素敵な建築に仕上がっています。 常設展では時系列に沿ってバレンシアガの作品を見ることができ、スペインやベルギー王室との関係性、またスペインを代表する画家のベラスケスやゴヤがバレンシアガのデザインに与えた影響が説明されています。 更には、日本画や着物もバレンシアガの作品に大きな影響を与えたとして紹介されており、特にうなじを強調する襟元など、バレンシアガの女性の「官能」にたいする価値観は、欧米的なそれよりもむしろ日本的なものであったことが強調されています。   さて、ゲタリアに来て忘れてはならないのがバスク料理の存在です。 バスクは世界一の美食都市として知られ、なんと、ミシュランの3つ星(最高格付け)を獲得したスペインのレストラン7店のうちの3店がこのエリアにレストランを構えています。また、3つ星以外の星の数も合わせると、ミシュランの星は合計で16。中でもサン・セバスティアンは平方メートル当たりのミシュランの星が最も多い街の一つとなっています。 バレンシアガ美術館に訪れた際には是非立ち寄ってもらいたいレストランとしてご紹介したいのが、txoco(チョコ)。 http://txokogetaria.com/home-2/ レストラン激戦区のゲタリア市の中でもリーズナブルな価格で、親しみやすい雰囲気の中、新鮮な魚介類とバスク料理が楽しめるオススメのレストランです。 マドリードから飛行機で1時間、車でも4時間半かかるため、なかなか頻繁には通えないのですが、近くまで立ち寄った際には必ず注文する私のオススメは次の4品です。 1、タコ まわりはカリカリなのに、中は舌の上でとろける程柔らかい。このタコは1度、メニューからなくなったのを、駄目元で頼んだところ快く出して頂き、次に訪れた時はめでたくメニューに戻っていました。 2、ナバラ地方のアスパラガス 3、カニ肉のピーマン詰め 4、メルルーサの炭火焼き ゲタリアのレストランには、お店の中に巨大な魚の炭焼き台が据え付けてあり、txocoには炭焼き専属のシェフがおり、近くの漁港でとれたての新鮮なお魚を焼いている光景と香りがライブで楽しめます。 ワインはバスク地方のチャコリが有名です。 お店の雰囲気もお料理も気取らず、シンプルでとても親しみやすいので個人的に大好きなレストランです。 バレンシアガ美術館でアートを満喫した後は、是非ゲタリアのレストランで美食を楽しんで。 スペインバスク地方のゲタリアで、目もお腹も満たす秋はいかがでしょうか。
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