聖なる夜の過ごし方 ~ドイツの首都ベルリンで”自分の伝統”を見つける~

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MY EDITION
みなさん、はじめまして!ベルリン在住のYOKOと申します。 私が日々の暮らしを楽しむ街ベルリンについて、みなさんにご紹介できる機会がいただけて、とても嬉しいです。   ドイツでは、12月25日と26日がクリスマス祭日。多くの人が里帰りして、家族団欒の時を過ごします。 ベルリンは非常に国際色豊かな街です。夫の家族を見ても、ドイツ、アメリカ、ウクライナ、ロシア・・・そして日本、といった多国籍なメンバーが揃っています。テンプレートは『ドイツのクリスマス』ですが、そこにそれぞれの嗜好で細工をし、“我が家のクリスマス”に仕上げるのです。親戚には、『自宅にみんなを招いて一緒にお祝いしたい』 という希望を持つ家長が多く(これ幸い)、おかげで私たち夫婦はこの数日間、今日はここ、明日はあっち、という賑やかで幸福な祭日を満喫します。 今回は、ベルリンの家庭がどのようなクリスマスを楽しんでいるのか、その一例をご紹介いたします! クリスマスディナーといえば、主役はやっぱり、一羽丸ごと焼かれるお肉。5キロほどの一羽ですと、オーブンで約3~4時間かかるとか。 日本のお正月前に、手間と時間をかけておせちを準備をするのに似ています。家族が集まって、楽しく囲む食卓を思い描きながら、丁寧に仕上げていきます。 義理の両親宅では今年、鴨とガチョウが一羽ずつ、豪勢に焼かれていました。巨大なスポイトは、滴り落ちた肉汁と脂を皮にかけてパリパリに焼き上げるためのアイテム。 今回は義母たっての希望で、ガチョウを卓上でフランベしました。こういう華麗な演出は、クリスマスによく似合います。 アルコール度数40%のお酒を熱し、ひしゃく内で点火した後、お肉に注ぎます。 一瞬にして幻想的な炎に包まれます。 前菜には、生姜がたっぷりと効いたクリームスープ。メインの付け合せには、七面鳥のレバーソテーを混ぜたサラダです。ドイツ料理の付け合せには、もっちりしたジャガイモの団子クネーデルが添えられることが多いようですが、夫の実家ではローズマリー・ポテトが定番です。 デザートは、様々な果物を細かく切って混ぜ合わせた、フルーツサラダ。好みで、生クリームなどを添えていただきます。ドイツでは珈琲派が多く、食後にはたいてい、濃く香り高いエスプレッソなどが好まれます。 クリスマスが近づくと、多種多様なクッキーを焼きます。それを大皿に盛って、午後の珈琲と一緒に、また食後のデザートにつまみます。ベルリンで過ごす初めてのクリスマス、義母と一緒にクッキーを焼く際、レシピに書かれた『砂糖1キロ』に、ぎょっとしたことを覚えています。でき上がる量だけではなく、基本的な味覚の違いを感じました。こういうカルチャーショックは、できるだけ書きとめておくことにしています。 クリスマスといえば、欠かせないのがクリスマスツリー。電飾ではなく、本物の蝋燭を灯すことのできるキャンドルホルダーも売っています。灯す一本ごとに、平和であることへの感謝の気持ちが湧いてきます。 国際結婚であっても、日本人同士の結婚であっても、異なる『(家族)文化』が出会って作られる家族の最小単位、という意味では同じです。来年は、ドイツ式と日本式の両方を都合よく組み合わせた、“我が家のクリスマス”を作り上げたいと思っています。 みなさんの年末年始が、穏やかで幸福なものでありますように。 それではまた次回、お楽しみに!  
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