~東欧女子ひとり旅⑥~ストリートフード天国、ブダペストを食べつくす

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旅で欠かせないのが、街の「台所」である市場に行くこと。その街ならではの食材やお土産になるようなものを探すとともに、地元の人が何を買っているのか、人間観察するのも楽しい。市場に行くと地元の人たちに会えるし、街が放つエネルギーを感じることができる、それこそ旅をする醍醐味だとつくづく思います。 1890年に建てられたブダペストの中央市場。まるで駅のような、スケール感のある市場には、この街のありとあらゆる食とハンガリーの民芸品、レストランやバーなどが並ぶ、まさに食の天国。こんな市場が近くにあったら、毎日通っちゃうなあ。自然とテンションがあがります。 1階は野菜、果物、肉などの生鮮食品、香辛料、ワインなどが並びます。 こちらはブダペストを訪れたら必ずおさえたい名物のフォアグラ。ハンガリーは世界一のフォアグラの生産量を誇る国。お土産用に缶詰で売っているのが普通ですが、中央市場では、グラム売りで真空パックでも売っているのが驚き。写真の「REX CIBORUM」は100年以上の歴史を誇るフォアグラのトップブランド。145グラムで4200フォリント(≒1500円ぐらい)と、決して安い!とは言えないのですが、美味しいと評判なので、私もお土産用にいくつかゲットしました。 2階にはレストラン(というよりフードコート的な感じ)やカフェ、バーなどが並び、ランチタイムには人だかりができて前に進めないほど。美味しそうな匂いに食欲がそそられます。 ハンガリーの民芸品でもある刺繍レース。見事なハンドワークの技が光る刺繍と白のレースとが組み合わさったテーブルクロス。東欧ならではの繊細な刺繍アイテムは、可愛いもの好きな私のツボでした。 ハンガリーには地方ごとに昔から受け継がれてきた伝統の刺繍があるそうですが、上の写真のカラフルで愛らしい「カロチャ刺繍」は、ドナウ川のほとりにあるカトリックの街、カロチャが起源。ハンガリーの刺繍は、専門の職人ではなく、一般の市民によるハンドメイドで、そのテクニックが代々培われてきたという特徴があります。昔はパターンと色彩から、作る女性の婚姻上の位置を知ることができたようで、女性の喜怒哀楽を表している、という背景があるそうです。市場の柱にぶら下げられた、色鮮やかなテーブルクロスに思わず見入ってしまいました。 さて、中央市場を満喫した後は街中へ。 ブダペストの街を歩いていると、この写真のように、戦争時の銃弾の跡や爆薬で焼け焦げた跡が残っている建物をよく見かけました。近代化した今でもなお、ふと見上げると、戦争の爪痕が生々しく残っているのです。 そんな中、今ブダペストの若い人たちの間で流行しているのがRuin Bar(廃墟バー)というもの。荒れ果てた廃墟や、戦争後開発が止まってしまった古い集合住宅などを再利用したおしゃれなカフェやバーがトレンドの最前線なのです。 なかなかのアンダーグラウンドな雰囲気で素敵でしょう? 夜になるとこういった空間がおしゃれなバーやパブに変わり、地元の若者たちで溢れかえります。これらの廃墟バーは、戦前の雰囲気がいまだに残るペスト地区のユダヤ人街に多いと聞きます。このあたりは、ブダペストのいわゆる下町エリアで若いアーティスト達も多く住んでいる、注目のエリアだそうです。 ユダヤ人街といえば、日本ではなかなかお目にかかれないフムス(ひよこ豆のペースト)のお店もたくさん見かけました。ヘルシー志向の方やベジタリアンの方にとってはありがたい存在かも。ブダペストにはヨーロッパ最大のシナゴーク(ユダヤ教の会堂)があり、ハンガリー系ユダヤ人が数多く住んでいて、食に関しても独自の文化が受け継がれているようです。 民主主義国家になってまだ間もないブダペスト。人々が外食を楽しむ文化が広まってきたのもここ最近、と聞きました。ミシュランの星付きレストランも増えつつありますが、一方でブダペストは東欧一のストリートフード天国。気軽にテイクアウトできる、おしゃれなフードスタンドがトレンドの最前線。5日間、食べ歩きをした中で私がここは! と思ったおすすめアドレスを2つご紹介しますね。 ▼ユダヤ人街にある人気のグルメソーセージスタンド「ToLTo」。ハーブ入りのポークソーセージにアプリコットのジャムとソースがかかったホットドッグがとてもジューシーで、最高に美味しかった! ▼生地とサイズ、トッピングをすべてカスタムできる、ピザスタンド「LOCAL KORNER」。トリップアドバイザーでも1位にランクインしていた観光客にも人気ナンバーワンのお店。ハンガリーではイタリアンが圧倒的に人気なようです。 そのほか、ベーグル、スープ、ハンバーガーetc。手軽で洗練された味のストリートフード店がいっぱい! ▼空き地や道の片隅に、お昼をすぎた...
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