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MY EDITION

フランス中部で中世を感じる夏の旅 1,Aubusson編

こんにちは、Yukiです。

いきなりですが、フランスの中部といえば何を思い浮かべますか?

ワイナリーめぐり?リモージュの器探し?

そもそもフランス中部って、何があるんだっけ?

もしかしたら、あんまりピンとくるものが無い方が多いかもしれませんね。

それはすなわち観光地化されていない古き良きフランスが残っているということ。
手付かずの中世の形をそのまま残したような街並みや教会、そして音楽が日常に溶け込んでいる素晴らしいフランスの田舎を、何度かにわたってご紹介します。

まず拠点となるのは「Aubusson」という街。

地図でいうと、このあたり。リムザン自然公園の北端です。

パリのターミナル駅となるオステルリッツから電車で3時間ほど、
陶器で有名な「Limoges」を目指し、そこからは車で1時間ほどです。

この街は16世紀から約3世紀ほどに亘って世界でも有数のタペストリーの街として栄えました。


世界でも珍しい、タペストリーの美術館。なかなかの見応えです。

街から川をはさんだ高台には廃れてしまったお城が見え、
かつては山と川にかこまれた素晴らしい城下町だったことが伺えます。

高台から臨むAubussonの街


お城よりもさらに高くのぼると、街をみおろすシンプルで美しい教会をみつけました。

St.Quentin Eglise de la Savanne サンカンタン教会 1600年初頭建設

煌びやかな装飾はありませんが重厚感があって歴史の重みを感じます。

教会のベルの音が高台から反響して街中に美しく響き渡り、
心が引き締まるようなとても荘厳な音色を奏でていました。

中をのぞいてみましょう。

おっと、演奏の練習中でしたね。

じつは、フランスでは夏になるとあちこちでクラシック音楽のフェスティバルやツアーが開催されます。

何千人も動員する大きくて有名なものから、
小さな教会やお城を借りて行う可愛らしいコンサートなど、
とにかく無数のコンサートがあちこちで行われるのです。

クラシックコンサートだからと気負った格好ではなく、日常に溶け込んだ夏の夜の風物詩としてこの文化を楽しんでいるようです。

せっかくなので本番の様子もご紹介します。

教会でコンサート?と思われるかもしれませんが、
そもそもクラシック音楽は教会音楽から派生したもの。
教会はみんなが共に音楽を奏で歌を歌う場でもあったのです。

だから、音が美しく響くような天井や壁の造りをしているのですね。

特に、石造りの教会で聞く弦楽器の音色はどんな一流の録音にも敵わない!と思うほど、教会全体が楽器のようになって響くようなそれはそれは美しい音色でした。

夏にヨーロッパを訪れることがあれば、ぜひ一度は近くの石造りの教会で行われているコンサートを聴きに行ってほしいと思います。

Mas Musici というチームは7〜8月の2〜3週間で各地を回り15本ほどのコンサートをするそう。

さてさて、話がそれましたが、欧州の街にはいたるところに教会があります。
上でご紹介した教会は1600年初頭に作られたシンプルな美しい教会。
まだまだ現役としてこの街の大切な信仰の礎となっているようです。

少し街をくだると、街の中にポツリと、なぜか緑が伸び放題になった一角を見つけました。

なんと、ここは1100年代初頭に作られた教会の「骨組み」。

中央に見える階段は、きっと祭壇だったのでしょう。屋根はもうありませんが骨組みに寄り添って伸びる木々からの木漏れ日がとても幻想的。

ファイナルファンタジーの世界に迷い込んだような、とても不思議で魅力的な場所でした。


そして今は現役ではないとはいえ、床や祭壇のまわりは綺麗に手入れが行き届いています。街の人から信仰の意を受けて大事にされているのですね。

煌びやかな観光地ではないし、わかりやすさもない、
でもロマンを感じずにはいられないような小さな発見がある旅。


次回はお隣、「Ahun」の街をご紹介する予定です。
(今度はファイナルファンタジーじゃなくてロードオブザリングです!)

それでは、良い1日を★

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